高校生がアルバイトを始めるとき、多くのお店では「学校の許可をもらってきてください」と言われることがあります。
でも中には、学校にお願いしたけど許可がもらえなかったり、そもそも許可がいらない場所で働きたいと考えていたりする人もいると思います。
そこで今回は、学校の許可がなくても始められるアルバイトをいくつか紹介します。
アルバイト探しのヒントにしてみてください。
高校生は学校の許可がなくてもアルバイトできるの?
高校生がアルバイトを始めるには、たいていの場合学校の許可が必要です。
そのため、「許可がないと働けないのかな?」と不安になる人もいるでしょう。
でも実際には、学校の許可がなくてもアルバイトをしている高校生もいます。
たとえば、
「バイトは禁止されているけれど、内緒で働いている」
「許可は取っていないけれど、お店では特に問題にされていない」
というケースも見かけます。
ただし、こうした働き方は学校の決まりに反していることが多いです。
もし先生に知られてしまえば、バイトをやめるように言われたり、停学になるなどのペナルティがあるかもしれません。
始める前に、そういったリスクがあることも忘れずに考えておきましょう。
学校の許可がなくても始めやすいアルバイト
ここからは、学校の許可を取らずに働けることが多いアルバイトを紹介します。
個人経営のお店
マクドナルドやすき家などの大手チェーン店では、働くときのルールがしっかり決まっていて、高校生が応募する場合は「学校の許可をもらってきてください」と言われることがよくあります。
ですが、地域にある小さなお店や家族経営のお店では、そういったルールがそこまで厳しくないこともあります。
もし面接で「学校の許可はある?」と聞かれても、「学校ではバイトが禁止なんです」と正直に話せば、理解してくれるお店もあります。
こういった個人のお店は、ネットや求人サイトに情報を出していないことも多く、お店のドアや窓に「スタッフ募集中」といった張り紙があるだけのこともあります。
張り紙がなくても、直接お店の人に「働けますか?」と聞いてみると、チャンスがあるかもしれません。
家の近くに気になるお店がある人は、様子を見に行って声をかけてみるのもおすすめです。
短期バイト
短期バイトとは、1日や数日だけ働くような期間の短い仕事のことです。
たとえば、
- ライブやイベントのスタッフ
- 引っ越しの手伝い
- リゾート施設での仕事
-
交通整理のサポート
などがあります。
このような仕事は「今すぐ人手がほしい」という理由で募集されていることが多く、応募する人の年齢や学校の許可などはあまり気にされません。
履歴書がいらなかったり、面接なしで働けたりすることもあります。
そのため、高校生でも許可のことを深く聞かれずに働ける可能性が高いです。
高校生が多く働いている職場
高校生がたくさん働いているお店は、それだけ高校生を受け入れている証拠です。
そういったお店では、「学校の許可があるかどうか」にあまりこだわらないことも多いです。
また、自分と同じ高校生がすでに働いている環境であれば、応募しても受かりやすいというメリットもあります。
その他のケースについて
先ほど紹介したように、マクドナルドやセブンイレブン、はま寿司といった大手チェーン店では、働く前に学校の許可証を求められることがよくあります。
ただし、すべての店舗が同じ対応をしているわけではありません。
店長の判断によっては、許可証の提出を求められないこともあります。
また、もし求められても「実は学校ではバイトがダメなんです」と事情を話すことで、納得してくれて働かせてもらえる場合もあります。
すべての店舗がマニュアル通りに動いているわけではない、ということですね。
そのため、気になるお店があれば、まずは電話で問い合わせてみたり、面接をお願いしてみるのもひとつの方法です。
ただし、これまで紹介した個人経営のお店や短期バイトと比べると、大手チェーン店では学校の許可証を求められる可能性が高めです。
あくまで候補のひとつとして考えておくのがよいでしょう。
まとめ
今回は、高校生でも学校の許可なしで働ける可能性があるアルバイトについて紹介しました。
ただし、「どこでも絶対に許可証がいらない」というアルバイトがあるわけではありません。
逆に言えば、どんな職場でも状況によっては許可証がなくても働けるチャンスがあるということです。
「どうしても働きたい」という気持ちがあるなら、あきらめずにいろいろなお店に問い合わせたり、面接を受けてみることが大切です。
まずは一歩踏み出してみることが、理想のバイト先につながるかもしれません。