教育実習のお礼状|指導教諭に喜ばれる例文&書き方テンプレ完全ガイド

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教育実習が終わり、指導教諭(担任の先生)へのお礼状を書こうと思っても、いざ文章にしようとすると手が止まってしまいますよね。

「どんな構成が正解?」「形式って厳しいの?」「例文はあるけど、自分の体験が入っていない…」そんな悩みを抱えているあなたのために、この記事では指導教諭宛のお礼状に特化した書き方のポイントと具体的な文例を、初心者でも分かりやすくまとめました。

シチュエーション別の例文・そのまま使えるテンプレート・避けたいNG表現・アレンジのコツまで網羅しているので、この記事を読めば「伝わるお礼状」が自信を持って書けるようになります。

丁寧に、でも堅苦しすぎず、あなたの感謝をしっかり伝えましょう。

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指導教諭宛のお礼状とは何か?その意義と基本マナー

教育実習を終えたあと、まず考えるべきなのが「お礼状を誰に出すか」ですよね。

中でも最も重要なのが、直接指導を受けた「指導教諭(担任の先生など)」へのお礼状です。

この章では、指導教諭宛のお礼状が持つ意味や、最低限守っておきたいマナーについて解説します。

なぜ指導教諭にお礼状を出すのか(感謝だけでなく関係構築・印象形成の視点から)

指導教諭とは、教育実習の期間中にあなたを最も近くで支えてくれた存在です。

授業の準備から生徒対応、クラス運営まで、多くのことを教わったはず。

だからこそ、お礼状は単なる「形式的な挨拶」ではなく、深い感謝を自分の言葉で伝える大切な手段なのです。

また、教育実習のお礼状は、将来の採用に関わる人間関係づくりの第一歩でもあります。

「あの実習生は丁寧だったな」と思ってもらえるかどうかで、印象は大きく変わります。

つまり、お礼状は「礼儀」と「将来への布石」、両方の役割を果たすツールなんですね。

いつ出すべきか/遅れてしまった場合の対応

お礼状は、教育実習終了から3日以内に出すのが理想です。

これは、感謝の気持ちを新鮮なうちに伝えるためでもあり、「行動が早い=信頼できる」という印象を与えるためでもあります。

とはいえ、うっかり遅れてしまうこともありますよね。

そんなときは、お詫びの一文を添えた上で、なるべく早めに出すようにしましょう。

出すタイミング 印象 必要な対応
実習終了〜3日以内 ◎ 非常に良い 通常の内容でOK
4〜7日以内 ○ 問題なし 簡単なお詫び文を入れる
1週間以上 △ 印象ダウン 丁寧なお詫び文+具体的な事情を記載

大切なのは、「書かない」よりも「遅れても書く」こと。

誠意を持って対応すれば、きちんと気持ちは伝わりますよ。

指導教諭宛お礼状の基本構成と書き方のポイント

お礼状は「礼儀正しい手紙」であると同時に、「あなたの実習経験を言葉にする表現の場」でもあります。

ただ、文章を書くのが苦手だと「何から書き始めたらいいのか…」と迷ってしまいますよね。

ここでは、お礼状の構成と、書くときに気をつけたいマナーや表現のポイントを解説します。

形式(頭語・時候の挨拶・安否・お礼・感想・将来の抱負・結び・結語)

まずは、指導教諭宛のお礼状に必要な構成要素を整理してみましょう。

構成はある程度「型」があるので、以下の流れをベースにすると書きやすくなります。

構成の要素 具体的な内容
① 頭語 拝啓・謹啓 など
② 時候の挨拶 例:「初夏の候」「残暑厳しき折」など
③ 相手の安否を尋ねる 「ますますご清祥のこととお喜び申し上げます」など
④ お礼の言葉 実習でお世話になったことへの感謝
⑤ 実習の感想・学び 具体的なエピソード・印象に残ったこと
⑥ 今後の決意 教職への思い・教採への意欲など
⑦ 結びの挨拶 「ご健康とご活躍をお祈り申し上げます」など
⑧ 結語 敬具・謹白 など
⑨ 日付・署名・宛名 和暦で日付、差出人の大学名・氏名、先生のフルネーム

この9つの要素を意識して構成を組み立てると、読みやすく丁寧なお礼状になります。

言葉遣い・手書き・紙・便箋・封筒などの物理的マナー

内容が整っていても、見た目や形式が整っていないと、台無しになってしまいます。

以下に、最低限守るべきマナーをまとめました。

項目 OK例 NG例
便箋 白無地・縦書き用 キャラクター柄・横書き・罫線が派手なもの
封筒 白封筒・縦書き 茶封筒・カラー封筒・宛名が横書き
ペン 黒のボールペン・万年筆 シャープペン・カラーペン・鉛筆
書き方 丁寧な手書き パソコン印刷(※特別な事情がない限りNG)

お礼状は「内容」と「見た目」の両方が評価される場面です。

ちょっとしたことでも「ちゃんとしているな」と思ってもらえるように、マナーも押さえておきましょう。

指導教諭宛例文集:シチュエーション別に使える文例3選

ここでは、指導教諭宛のお礼状の例文を「ありがちな3つのシチュエーション」に分けて紹介します。

自分の実習状況に近いパターンを参考にしながら、必要に応じてアレンジして使ってみてください。

どの例文も、そのまま使える「完成形」として整えてあります。

定番例文①:実習が順調に終わった場合

【こんな人におすすめ】

・大きなトラブルもなく、予定通り実習を終えた

・先生からの指導がありがたかったと感じている

拝啓 初夏の候、先生におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

この度は、三週間にわたる教育実習におきまして、懇切なご指導を賜り、誠にありがとうございました。

授業づくりの基本から生徒対応まで、日々の中で多くのことを学ばせていただきました。
特に、先生が「授業は生徒の反応を見ながら柔軟に変えていくもの」とおっしゃっていたのが印象的で、
そのお言葉を胸に、実践的な授業運営のあり方を考える貴重な機会となりました。

この実習を通して、教師という職業の責任とやりがいを実感いたしました。
今後も努力を重ね、子どもたち一人ひとりと真摯に向き合える教師を目指してまいります。

末筆ながら、先生のご健康とご活躍、ならびに貴校のさらなるご発展をお祈り申し上げます。

敬具

令和6年6月20日
○○大学教育学部 3年 田中 花子

○○中学校
2年B組担任 佐藤 ○○ 先生

例文②:実習中に困難があったが乗り越えられた場合

【こんな人におすすめ】

・授業や生徒対応で失敗・戸惑いがあった

・でも先生の支えで前向きに実習を終えられた

拝啓 梅雨明けが待たれる今日この頃、先生におかれましてはお元気でお過ごしのことと存じます。

このたびは、教育実習において多大なるご指導を賜り、心より御礼申し上げます。

実習初期は、生徒との距離感や授業の進行に悩み、思い通りにいかない日々が続きました。
そんな中、先生がかけてくださった「失敗は成長の一歩ですよ」という言葉に救われました。
あの一言で、自分なりに工夫して挑戦する勇気が持てるようになりました。

最終週の研究授業では、生徒の反応に応じて進め方を変えることができ、実践力の手応えを感じました。
先生のサポートなしでは成し得なかったと思っております。

今回の経験を活かし、これからも学びを深めてまいります。

末筆ながら、先生の益々のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

敬具

令和6年6月20日
○○大学教育学部 3年 田中 花子

○○中学校
2年B組担任 佐藤 ○○ 先生

例文③:お礼状が遅れてしまった場合

【こんな人におすすめ】

・実習から1週間以上経ってしまった

・正直に事情を伝えた上で、丁寧に感謝を伝えたい

拝啓 盛夏の候、先生におかれましてはご清祥のことと存じます。

教育実習終了から日が経ってしまいましたが、改めて心よりお礼を申し上げたく筆を執りました。
ご挨拶が遅くなりましたこと、深くお詫び申し上げます。

このたびの教育実習では、三週間にわたり丁寧なご指導をいただき、本当にありがとうございました。

授業の組み立て、板書の工夫、生徒との関わり方など、先生の実践から学ぶことは多く、
特に「授業は準備よりも当日の観察が大事」という言葉は、今でも忘れられません。

本来であれば、もっと早く感謝の気持ちをお伝えすべきでした。
実習で得た学びを胸に、これからも成長し続けてまいります。

今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

敬具

令和6年7月5日
○○大学教育学部 3年 田中 花子

○○中学校
2年B組担任 佐藤 ○○ 先生

例文は「型」を覚え、自分の言葉に置き換えることが大切です。

次の章では、その「アレンジのコツ」をお伝えします。

例文を自分の言葉にアレンジするコツ

テンプレートや例文をそのまま使うと、どうしても「よくある内容」になってしまいがちですよね。

でも大丈夫。ちょっとした工夫で、文章に自分らしさを出すことができます。

この章では、例文を「あなたの言葉」に変えるための具体的なテクニックを紹介します。

具体的なエピソードを入れる――何を学んだか、どこが変わったか

まず大切なのは、「先生とのやりとりの中で印象に残った出来事」を思い出してみることです。

例えば、「授業中に先生からかけられた言葉」や、「指導案の修正で悩んだときの助言」など。

体験に基づいた話は、それだけで説得力があり、印象に残ります。

よくある例文 オリジナル表現にするには
先生のご指導のおかげで学びが深まりました。 「◯◯の指導を受けたとき、△△に気づきました」など、体験を入れる
貴重な経験となりました。 「□□の場面で、××の大切さを実感しました」と具体化する

「その人にしか書けない一文」を1つ入れるだけで、文章はぐっと自分らしくなります。

実習後の目標を明確に述べる・教職への志望を自分らしく表現する

文章の締めくくりでよくあるのが「教師を目指して頑張ります」というフレーズ。

もちろん悪くはありませんが、もう一歩だけ踏み込んでみましょう。

「どんな先生になりたいのか」「実習を通して何を大切にしたいと思ったのか」を言葉にすることが大事です。

定型的な表現 より具体的な表現
教師を目指して努力します。 「生徒の変化に気づける教師を目指して努力します」
教職への思いが強くなりました。 「児童と信頼関係を築くことの大切さを学び、教職への思いが深まりました」

キレイな言葉よりも、「自分の気持ちを正直に表現する」ことが大切なんです。

「書かなきゃ」ではなく、「伝えたい」という気持ちで書いてみてくださいね。

注意すべき点・避けたい言い回し

お礼状は気持ちを伝える手紙ですが、うっかりした表現で失礼になってしまうこともあります。

「せっかく丁寧に書いたのに、なんだか印象が悪くなった…」なんてことは避けたいですよね。

この章では、お礼状を書く際に避けるべき言い回しや注意点を具体例とともに解説します。

曖昧な表現・定型句の乱用で薄くなる印象

丁寧にしようとするあまり、「よくある表現」ばかり並べてしまうこと、ありませんか?

実は、曖昧で一般的な言葉ばかり使うと、逆に気持ちが伝わりにくくなるんです。

ありがちなフレーズ 改善例
「貴重なご指導をいただき…」 「◯◯の場面で、先生から〜というご指導をいただき…」
「大変勉強になりました」 「授業観察で気づいた〜という点が特に印象的でした」
「有意義な時間を過ごすことができました」 「生徒との交流から、教育における信頼関係の大切さを実感しました」

もちろん、定型句を一切使ってはいけないわけではありません。

ポイントは、「あなた自身の体験や気持ち」で補うこと。

それだけで、文章の温度が一気に変わります。

謝罪が多すぎる・言い訳と思われる表現にならないように

お礼状を出すのが遅れたときや、実習中に失敗があったとき、つい「謝罪」に重きを置いてしまいがちです。

でも、謝ってばかりの手紙は、読んでいる側も気を遣ってしまいます。

NG表現 改善例
「至らぬ点ばかりで申し訳ありませんでした」 「ご指導いただいたことで、自分の未熟さを自覚できました」
「遅れてしまい、申し訳ありません」×3回 「お礼が遅くなりましたが、改めて感謝をお伝えしたく筆を執りました」

「謝るより、次の行動で示す」。これが、お礼状におけるスマートな伝え方です。

一度の謝罪にとどめ、前向きな言葉で締めくくることを意識しましょう。

まとめ:模範例文とすぐ使えるテンプレート付き(指導教諭宛)

ここまで、指導教諭宛のお礼状について構成・マナー・例文・アレンジ方法を詳しく見てきました。

最後に、「何をどう書いたらいいかもう一度整理したい…」という方のために、模範例文そのまま使えるテンプレートをセットでご紹介します。

模範例文(実習が順調に終わった場合)

拝啓 秋冷の候、先生におかれましてはますますご健勝のことと存じます。

このたびの教育実習においては、三週間にわたり温かいご指導をいただき、心より御礼申し上げます。

授業の計画から運営、生徒への声かけまで、日々の実践の中で多くの学びがありました。
特に、「生徒の反応を拾って授業をつくる」という先生のスタイルに触れ、教えるという行為の奥深さを実感いたしました。

実習中、思うようにいかないこともありましたが、その都度先生に声をかけていただき、前向きに取り組むことができました。
この経験を通じて、教職への思いが一層強まりました。

今後は、教員採用試験に向けて研鑽を積み、子どもたちの心に寄り添える教師を目指して努力してまいります。

末筆ながら、先生のご多幸と貴校のさらなるご発展をお祈り申し上げます。

敬具

令和○年6月15日
○○大学教育学部 3年 山本 ○○

○○中学校
3年A組担任 佐々木 ○○ 先生

お礼状テンプレート(自分で書き換えられるフォーマット)

以下のテンプレートは、括弧内の内容をあなたの実習経験に置き換えるだけで、完成度の高いお礼状が作れるように設計しています。

すぐ使いたい方は、このフォーマットをコピー&ペーストして、空欄を埋めてみてください。

拝啓 (時候の挨拶)、先生におかれましてはますますご健勝のことと存じます。

このたびは、(実習期間)にわたり丁寧なご指導をいただき、心より御礼申し上げます。

(実習中に印象に残った出来事や先生の言葉など)
(その経験から自分がどう学び、どう変化したか)

この実習を経て、(教職に対する想いや目指したい教師像)を明確にすることができました。
今後も学びを続け、(将来の目標や抱負)に向かって努力してまいります。

末筆ながら、先生のご健康とご活躍、そして貴校の益々のご発展をお祈り申し上げます。

敬具

(和暦の日付)
(大学名・学部・学年・氏名)

(学校名・担任の先生のフルネーム+先生)

テンプレートを使いつつも、自分の体験と言葉で丁寧に書くこと。

それが、読んだ先生の心に届く「伝わるお礼状」になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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