中学生や高校生になると、友達とか自分ひとりでカラオケに行くことも増えますよね。でも、カラオケで何か問題を起こしたら学校に連絡されることがあるのか気になる人も多いと思います。
例えば、こんな疑問を持っている人もいるでしょう。
「カラオケで何かしたら、学校に知られるの?」
「もし部屋でタバコを吸ってバレたら、どうなるの?」
「彼氏や彼女とカラオケボックスでいちゃついて店員に注意されたら、後で問題になるの?」
今回は、カラオケでの行動が学校や警察に連絡されるケースについて解説します。
何をしたらアウトなのか判断できるようにしておきましょう。
カラオケでのトラブル:学校への通報事例を解説
カラオケで行うと学校に通報されるかもしれない行為を紹介します。
ただし、必ず通報されるとは限らないので、その点は理解しておいてください。
店員の指示に従わず、問題を起こし続けるような場合、お店は警察や学校に連絡を取るかもしれません。
一方で、問題が軽微であれば、店側の判断で放置されることもあります。
この記事の後半では、通報されないケースも紹介していますので、そちらも参考にしてください。
飲酒と喫煙の扱い
日本では、飲酒と喫煙は20歳を超えてから法的に許可されています。
成人ならば問題ないですが、未成年者がカラオケでこれらを行うのは法に触れます。
店員に見つかると、警察や学校への通報が考えられます。
また、部屋に残されたアルコール類やタバコの吸い殻が見つかった場合、通報されることは少ないですが、店からの出入り禁止となるリスクがあります。
カップルの振る舞いについて
カラオケは若者にとってプライベートな空間となりやすいので、カップルが親密な行動を取ることがあります。
しかし、これが過度になると問題視されることがあります。
どの程度の行為が問題とされるかは店によりますが、一般的には公序良俗に反する行動を取った場合、学校や警察に連絡されることがあります。
ただし、手をつなぐ程度では問題にはなりません。
通報の際は、場合によっては親が呼ばれ、問題の行動を映像で確認されることもあります。
自分の行動が家族に知られるリスクを考えると、カラオケでは節度ある行動を心がけることが大切です。
行動の問題点
カラオケでの問題行動には以下のようなものがあります。
- 大騒ぎして他の客に迷惑をかける
- 施設の備品を壊す
-
スタッフに対して不適切な言葉を使う
これらは業務妨害や器物破損に該当し、場合によっては警察に通報されることもあります。
他の一般的なトラブルと比べて、このような行為は通報される確率が高いです。
文句を言う行為
中学生や高校生の中には、カラオケで以下のような行為をする者もいます。
- 無理難題をスタッフに要求する
- 小さなことにも文句を言う
-
スタッフの指示に従わない
これらの行為がエスカレートすると、スタッフだけでは対応できなくなり、外部の力を借りる必要が出てきます。
その結果、学校や警察、親に連絡することになるかもしれません。
警察の巡回
カラオケ店によっては、警察の巡回が行われることもあります。
これは中高生が不適切な行動を取っていないか監視するためです。
特に、私服警官や保護司が巡回することもあるため、不適切な行動はすぐに見つかる可能性があります。
また、最近店舗で問題があった場合、警察が状況を観察するためにしばらくの間、頻繁に巡回することもあります。
このような状況下では、問題行動が発覚すると、学校や親への連絡が行われることが多く、特に青少年の指導を重視する保護司などによる補導のリスクも高まります。
カラオケで警察や学校への連絡が発生しないケース
ここでは、カラオケでの行動が警察や学校に報告されることが非常に少ない状況について説明します。
これらは一般的に問題とされないため、安心してください。
学生証を提示した場合
多くの学生がカラオケで学割を利用するために、生徒手帳や学生証を提示します。
しかし、これが原因で学校に通報されることは基本的にありません。
「生徒手帳を見せると学校に連絡されるのでは?」
「カラオケが校則で禁止されているけど、問題になるのかな?」
このように思うかもしれませんが、カラオケ店のスタッフは学生のプライベートに関与することはなく、特に学校からの指示がない限り、学校に連絡する理由はありません。
昼間のカラオケ利用
学校を早退したり、休学中に昼間からカラオケを利用する学生もいるかもしれません。
「昼間からカラオケを利用すると、学校にばれてしまうのでは?」
と不安に感じることがあるかもしれませんが、カラオケ店のスタッフはお客さんの個人的な状況に興味を持つことはなく、学校への通報をすることはありません。
もしスタッフが何かを思うとしても、
「今日は早退かな?」
「休みの日に来たのかな?」
という程度で、特に行動に移すことはありません。
時間外のカラオケ利用について
中学生や高校生には、地域や学校の規則によって、カラオケの利用時間が制限されている場合があります。
例えば、「16歳未満は18時まで」や「18歳未満は22時まで」といった制限です。
そんな中で、「夜遅くまでカラオケに行ってみたい!」や「カラオケでオールナイトを楽しみたい!」と考える学生もいるでしょう。
しかし、年齢制限に引っかかってしまう場合、店側は「○歳未満はこの時間までです」と指摘して帰らせるだけで、通常は学校への連絡はありません。
ただし、店側の指示を無視して何とか入店し、トラブルを起こすような行動を取った場合、例えば、職務質問で補導されるなどの事態になると、その情報が学校に伝えられる可能性があります。
飲食物の持ち込みがバレた場合
多くのカラオケ店では、外からの飲食物の持ち込みが禁止されています。
このルールを破って持ち込みが発覚した場合、通常は厳重な注意や場合によっては罰金や出禁措置が取られます。
しかしながら、このような持ち込みが発覚したとしても、学校や警察に連絡されることはほとんどありません。
大抵の場合、カラオケ店内での処理にとどまります。
まとめと注意点
今回説明したように、行動次第では学校や警察に通報されることもあり得ます。
ただし、行動が特に悪質でなければ、多くの場合はただの注意で済むことが多いです。
しかし、それが絶対ではないので、不安を感じる方は今回挙げたような行為を避け、学生として適切な範囲内でカラオケを楽しむことをお勧めします。