高校や大学に進学したら、中学の恩師に手紙で近況を報告することがあります。
手紙の書き方に不慣れな方も多く、どのように始めればいいのか迷ってしまうことでしょう。
この記事では、高校生や大学生が小学校や中学校でお世話になった先生に手紙を書く方法や例文をご紹介します。
高校生が恩師に近況を報告する手紙の例文
中学でお世話になった先生に高校生活の近況を伝える手紙の例文です。
【手紙の例文】
暑い日が続きますが、先生はお元気でいらっしゃいますか。
○○中学を卒業してから早くも半年が経とうとしています。
中学の頃は先生に本当にお世話になりました。
おかげさまで、今は○○高等学校で元気にしています。
高校では新しくサッカー部に入り、新たなチャレンジを楽しんでいます。
チームで汗を流すことが、とても心地よいです。
勉強と部活で忙しい日々を送っていますが、中学時代を懐かしく思うこともあります。
先生の話が、思いがけず私の考え方を成熟させてくれたことに気付きました。
これからも学業と部活を頑張りながら、充実した高校生活を送りたいと思います。
体調を崩しやすい季節ですので、先生もご自愛ください。
敬具
令和〇年〇月〇日
田中○○
高校生が恩師に近況を伝える手紙の書き方と始め方
恩師に手紙を送る際の書き方について解説します。
手紙では、始めの挨拶と終わりの言葉を忘れずに記入します。
始めの挨拶には「拝啓」や「謹啓」を使います。
終わりの言葉には「敬具」や「謹白」を用います。
中学の先生に送る場合は「拝啓」や「敬具」が適しています。
大学生が参考にすることもできます。
内容には以下の点を含めると良いでしょう。
- 季節の挨拶。
- 現在の生活状況。
- 高校に入ってからの成長。
- 先生の教えのありがたさに気づいたこと。
- 将来の夢や目標。
それぞれについて詳しく説明します。
季節の挨拶
手紙の最初には季節の挨拶を入れると良いです。
挨拶文で困ったときは、季節の挨拶から始めるとスムーズに進みます。
や
などの簡単な文で始めると親しみやすくなります。
久しぶりの連絡であれば、「ご無沙汰しています」と添えると丁寧です。
現在の生活と高校生活
自分の最近の生活について書きます。
「最近の様子」や「高校での取り組み」も共有すると良いです。
高校生になって気づいたこと
成長するにつれて、先生の教えの深さやありがたさに気づくことがあります。
そういった気づきを伝えることで、先生も喜ばれるでしょう。
将来の夢と目標
自分の将来の計画や夢を伝えましょう。
どのような希望を持っているのか、それに向けてどう努力しているのかを記載します。
大学生が恩師に送る近況報告の手紙の例文
大学生が高校や中学の先生に近況を報告する手紙の書き方を紹介します。
【手紙の例文】
秋の訪れを感じる朝の冷たい空気が心地よい季節になりましたが、先生はお元気でお過ごしでしょうか。
私は大学生活を楽しんでいます。
いま改めて思うのは、高校で学んだことが大学生活の大きな支えとなっているということです。
先生のご指導のおかげで多くのことを学ぶことができました。
大学では新しい知識や経験を積んでおり、学んだことを活かしています。
現在、〇〇大学の〇〇学部に所属しており、専攻は〇〇です。
面白い授業やプロジェクトに参加する中で、学びが深まっています。
また、学外でのボランティアやサークル活動にも積極的に参加し、様々な経験をしています。
将来は〇〇の分野で活躍することを目指し、必要なスキルや知識を学んでいます。
先生の教えがあったからこそ今の自分があり、いつも感謝しています。
これからも勉強を続け、またお会いできる日を楽しみにしています。
どうぞご自愛ください。
敬具
令和〇年〇月〇日
田中○○
先生に送る近況報告の手紙のポイント
先生への手紙を書く際のポイントを幾つか挙げていきます。
手紙は手書きで
先生への手紙は、便箋に手書きで書くのが望ましいです。
手書きは気持ちが伝わりやすく、個人的なタッチが感じられます。
パソコンでの作成や印刷は避けましょう。
縦書きでも横書きでも問題ありません。
敬語を心がける
手紙では、敬語を使って書くことが重要です。
親しい関係であっても、先生に対しては敬語で礼儀正しく書き、成長した姿を見せましょう。
目上の方への手紙では、敬語の使用が適切です。
自分の言葉で素直に書く
複雑な言葉遣いは必要ありません。
自分の言葉で心からの感謝や思いを伝えましょう。
例えば、直接会った時に話したい内容を手紙にすると自然でスムーズに書けます。
自分らしさを大切にすることが大切です。
まとめ
高校生が中学や小学の恩師に近況を報告する際の手紙の書き方をご紹介しました。
大学生の例も取り上げました。
礼儀を守りつつ、先生に伝えたい内容を素直に表現しましょう。
大切なのは形よりも、伝える気持ちです。